毎日の生活の中で、「ちゃんと伝えたつもりだったのに」と思うことがある。
仕事でもプライベートでも、自分の中では分かりやすく話したつもりなのに、相手には違う意味で伝わっていた。そんな経験は一度や二度ではない。
言葉って、本当に難しい。
同じ言葉でも、人によって受け取り方が少しずつ違うから、不思議なものだと思う。
そんなことを考えながら、メモを見返したり、「あの時は別の言い方がよかったかな」と振り返ることがある。
相手に合わせて言葉を合わせる
最近思うのは、会話はチューニングに似ているということ。
昔のラジオは、少しずつダイヤルを回して周波数を合わせていた。
少しずれるだけで雑音が入るけれど、ぴったり合うと、急にはっきり聞こえるようになる。
人との会話も、それに近い気がしている。
自分が話したいように話すだけではなく、相手がどんな言葉なら受け取りやすいのか、どんな順番なら伝わりやすいのかを少し考えてみる。
それだけで、同じ内容でも伝わり方が変わることがある。
もちろん、毎回うまくいくわけではない。
相手の気持ちも、その日の体調も、自分には分からないことばかりだから、完璧なチューニングなんてできない。それでも、「伝わらないのは誰かが悪いから」と考えるより、「もう少し周波数を合わせてみよう」と思えたほうが、気持ちは少し楽になる。
会話は、一人では完成しない。
お互いが少しずつ歩み寄って、少しずつ言葉を合わせていくものなんだと思う。
だから今日も、焦らずゆっくり。
相手の言葉を聞きながら、自分の言葉も少しだけ整えてみる。
そんな小さなチューニングの積み重ねが、心地いい人間関係を作っていくのかもしれない。



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