いつもの電車で考えること

振り返り・気づき

いつも決まった時間の電車に乗っている。
乗る場所もだいたい同じで、車内から見える景色も変わらない。駅に着く時間もほとんど同じ。何度も繰り返していると、身体が時間を覚えていて、気づけば目的の駅が近づいている。

座れる日もあれば、立ったままの日もある。スマートフォンを見ている人、音楽を聴いている人、静かに目を閉じている人。車内には、それぞれ違う時間の過ごし方がある。

自分にとっては、いつもの電車。
でも、乗っている人はいつも同じではない。

同じ電車に乗る、それぞれの人生

今日初めて見かける人もいれば、何度か見たことのある人もいる。
この人はこれから仕事に行くのだろうか。学校へ向かっているのだろうか。今日はどんな一日になるのだろう。

もちろん、本当のことは何もわからない。
ただ、同じ電車に乗っているというだけで、それぞれにこれから始まる一日があるのだと思うと、少し不思議な気持ちになる。

誰かにとっては大切な予定がある日かもしれない。誰かにとっては、少し気が重い一日かもしれない。楽しみにしていることがある人もいれば、昨日から悩みを抱えたまま乗っている人もいるのかもしれない。

そう考えていると、いつもの電車が少し違って見えてくる。
同じ景色、同じ時間、同じような揺れ。
それなのに、そこに乗っている人たちの時間は一人ひとり違う。

そんなことを考えているうちに、もう到着のアナウンスが聞こえてくる。
「今日もあっという間だったな」と思う。

毎日同じことの繰り返しに見えても、その中にはたくさんの人の、それぞれの一日がある。
そう考えると、何気なく過ごしている時間も、少しだけ大切に思えてくる。
いつもの電車に乗って、いつもの場所へ向かう。
そんな変わらない時間の中にも、毎日違う物語が流れているのかもしれない。

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