いつもと同じ時間に時計を見ると、まだ夕方のはずなのに、外はすっかり暗くなっている。少し前までは明るかった時間なのに、いつの間にか夜が近づくのが早くなっていた。季節が変わったことを、こんなところでも感じる。
特別に嫌なことがあったわけでも、何かを失敗したわけでもない。それなのに、日が短くなってくると、どこか寂しい気持ちになることがある。いつもと同じ一日を過ごしているはずなのに、周りの明るさが変わるだけで、心の感じ方まで違ってくるのは不思議なものだ。
日照時間は、人の気分や体内時計にも関係しているという。明るい時間が短くなると、なんとなく元気が出なかったり、眠気を感じやすくなったりすることもあるらしい。そう考えると、季節によって気持ちが変わるのも、決して不思議なことではないのかもしれない。
少し体を動かすと、気持ちも動き出す
そんなとき、自分はなるべく体を動かすようにしている。といっても、特別な運動をするわけではない。エレベーターを使わずに階段を上ってみたり、少しだけ散歩をしてみたり。普段の生活の中で、無理なくできることを選んでいる。
階段を上り終えたときの少し速くなった呼吸や、散歩をしているときに感じる冷たい空気。体を動かしているうちに、それまで頭の中にあった考えごとが、少しずつ遠くなっていくことがある。何かが解決したわけではないのに、なぜか気持ちがすっきりする。
もちろん、体を動かしたからといって、いつでも気分が明るくなるわけではない。疲れている日は休んだ方がいいこともある。それでも、少し動くだけで心が軽くなる日があると知っているだけで、気持ちの持ち方も変わってくる。
日が短くなることは、自分では変えられない。けれど、その季節をどう過ごすかは、少しだけ工夫できる。暗くなる時間が早くなっても、心まで急いで夜を迎える必要はない。自分のペースで体を動かしながら、これからの季節とも穏やかに付き合っていきたい。

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