去年の冬は、何を着て過ごしていたんだろう

振り返り・気づき

寒さを感じる日が増えてくると、去年の冬は何を着て過ごしていたんだろうと思うことがある。
クローゼットを開けて、奥にしまっていた上着を取り出す。厚手の服や手袋、マフラーなど、しばらく使っていなかったものが少しずつ手元に戻ってくる。

去年も、その前の年も、同じように冬を迎えていたはずなのに、何を着ていたのかは意外と覚えていない。
けれど、実際に服を手に取ってみると、不思議と思い出すことがある。

この上着を着て出かけた場所や、手袋を使っていた頃のこと。服そのものは変わっていないのに、それを着ていた自分の生活は少しずつ変わっている。

服を取り出すと、思い出も一緒に出てくる

長く使っている服には、いろいろな記憶が残っている。
何度も着て少し毛玉ができたセーターや、袖口が擦れている上着。買ったばかりの頃はきれいだったものも、今では少しずつ使い込んだ様子になっている。

それを見ると、どれくらいの時間を一緒に過ごしてきたのかを考える。
この服を買ったときは、どんな生活をしていただろう。誰と出かけて、どんな一日を過ごしていたのだろう。

細かな出来事までは思い出せなくても、何となくその頃の空気がよみがえることがある。
季節の準備をしているだけなのに、いつの間にか昔の自分を振り返っている。
新しい服を買う楽しさもあるけれど、以前から持っているものをもう一度使えるようにするのも、なかなかいいものだ。

去年の冬に使っていた上着や手袋を、今年もまた取り出す。
そこには、服だけではなく、過ぎてきた時間も一緒にしまわれていたのかもしれない。
今年の冬も、そんな思い出と一緒に過ごしていきたい。

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