なぜか気になる場所

日記

街を歩いていると、なぜか気になる場所がある。
何度も通っているわけでもないのに、妙に目に入る店があったり、同じ道でもなぜか落ち着く通りがあったりする。
人によっては、いつも同じ席に座りたくなることもあるかもしれない。

自分にも、そういう場所がいくつかある。
特別きれいな場所というわけでもない。何か有名なものがあるわけでもない。
それでも、そこにいると少しだけ気持ちが落ち着く。

地元にいた頃は、土手に座ってぼーっとするのが好きだった。
特に何かをするわけでもなく、座っているだけ。
スマホを触ることもあれば、何もせずに時間を過ごすこともあった。
「ここにいると落ち着くな」と思っていたけれど、なぜそう感じるのかは、今でもうまく説明できない。

理由は分からなくても、惹かれる場所がある

考えてみると、こういう場所は意外と多い。
小さな店の隅にある席だったり、駅の近くにある少し静かな通りだったり、買い物の途中で何となく立ち止まりたくなる場所だったりする。

そこに何か特別な理由があるわけではない。
ただ、何となく好き。
そういう感覚は、案外大切なのかもしれない。

理由を説明できるものばかりなら、「好き」という気持ちも分かりやすい。
でも、理由が分からないまま惹かれるものもある。
音楽でも、食べ物でも、人でも、場所でもそうだ。

後から考えてみても、「なんで好きなんだろう」と思うことがある。
それでも、気づけばまたそこへ行きたくなる。
地元の土手も、今思えば何がそんなに良かったのか分からない。
ただ、座っていると時間がゆっくりになるような感じがしていた。

何かを頑張る必要もなく、何かを考え続ける必要もない。
ただそこにいるだけでいい。
そんな場所が一つあるだけで、少し安心できることもあるのだと思う。

今の生活の中にも、まだ自分が知らない「なぜか好きな場所」があるのかもしれない。
理由を探しすぎず、何となく気になる場所があったら、少し立ち止まってみる。
もしかしたら、そこには自分でも気づいていない、落ち着ける理由があるのかもしれない。

コメント