春の色が濃くなる頃、花を眺めながら歩く帰り道

日記

気づけば、街の色がすっかり春になっていた。
朝の光も、なんだか冬より柔らかくて、歩いているだけで心がほぐれていく。いつもの道を歩きながらふと周りを見渡すと、桜の薄桃色が枝いっぱいに広がっていて、思わず足を止めてしまった。

少し前まで蕾だったはずなのに、気づけばここまで色づいている。こういう変化って、毎日忙しくしていると見逃しがちだけど、春はいつも優しく「ほら、季節が変わったよ」と教えてくれる。

気づけば春の色が濃くなってきた

最近は、桜だけじゃなくて、チューリップや菜の花もあちこちで見かけるようになった。
赤や黄色のチューリップが並んでいると、なんだかおもちゃ箱みたいで少し笑ってしまう。菜の花畑の鮮やかな黄色は、遠くからでもすぐ目に入ってきて、近くまで行ってみるとふわっと春の匂いがする。

花が咲いているだけで、街の風景がこんなにも明るくなるんだな、と毎年のように思う。
そして今年もまた、それを思い出している。

花を眺めながら歩くと、ただの散歩がちょっとした癒しの時間になる。
目的もなく歩いていても、行き先がゆっくり決まっていくような、そんな感覚。春の風は冷たすぎず、温かすぎず、ちょうどいい。

帰り道もいつもより楽しく感じる。
夕方の光が花びらに当たって少しオレンジ色に見えるとき、「あぁ、今日もきれいだなぁ」なんて、理由もなく心がやわらぐ。

気づけば春の色が濃くなってきた。
そんな景色に囲まれて歩けるだけで、今日はちょっといい日だったな、と思える。

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