朝、目が覚めて天井を見つめながら、「今日はどこまでやろうか」とぼんやり考えた。やることはたくさんあるけれど、全部を完璧にこなそうとすると、きっと途中で疲れてしまう。
カーテンを開けると、やわらかい光が差し込んできた。窓の外では、風に揺れる木の葉がさらさらと音を立てている。その音を聞きながら、「今日はこれだけできればいい」と、小さく目標を決めた。
いつもより少しだけ余白を残した予定。詰め込みすぎないように、あえて余裕を持たせる。そうするだけで、不思議と気持ちが軽くなる。
無理をしないで進む、ちょうどいいペース
仕事を始めてみると、思っていたよりも手が進んだ。ひとつ終わって、またひとつ。小さな達成を積み重ねていくうちに、自然と流れができていく。
でも、「もっとやらなきゃ」と無理にペースを上げることはしない。あくまで、自分が心地よく動ける範囲で。頑張ることは大切だけど、走りすぎてしまうと、あとで息が切れてしまうから。
お昼を過ぎたあたりで、少し手を止めて外を見る。穏やかな光と、静かな空気。その中で深呼吸をすると、「このくらいでちょうどいいな」と思えた。
ある程度できたら、それでいい。完璧じゃなくてもいい。今日の自分ができるところまでやれたなら、それはちゃんと“頑張った”ことになる。
夕方、少しだけ肩の力を抜きながら帰り道を歩く。空はゆっくりと色を変えていて、風もやさしい。「今日も無理しなかったな」と思えることが、なんだかうれしかった。
明日もまた、自分のペースで進めばいい。
走りすぎずに、でもちゃんと前に進む。
そんな一日を、これからも大切にしていきたい。


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