以前なら、ちょっとしたことでもいろいろ考えてしまっていた。
誰かの言葉が気になったり、思ったように物事が進まなかったりすると、「どうしてこうなったんだろう」と何度も考える。家に帰ってからも思い出して、別の言い方をすればよかったかな、と考えてしまうこともあった。
でも、最近は同じようなことが起きても、「ああ、そういうこともあるか」と思えるときがある。
もちろん、まったく気にならないわけではない。少し引っかかることもある。それでも、以前のようにずっと考え続けることは少なくなった気がする。
我慢ではなく、受け止め方が変わった
昔より気にしなくなったのは、我慢することを覚えたからではないのかもしれない。
相手の考えが自分と違っていても、「そういう考え方もある」と思える。予定通りに進まないことがあっても、「まあ、こういう日もある」と思える。
全部を納得する必要はないし、嫌なことまで好きになる必要もない。ただ、「そういうこともある」と一度受け止めて、そのまま手放せるようになった。
それだけでも、ずいぶん生きるのが楽になる。
何かが起きるたびに、自分の中で答えを出そうとしなくてもいい。すぐに納得できないことがあっても、「今はそういうことにしておこう」と置いておくこともできる。
そうすると、頭の中に残っていた小さな引っかかりが、少しずつ減っていく。
以前の自分なら、もっと悩んでいたかもしれない。そう思える出来事が増えてきたことも、自分が少し変わった証なのだと思う。
無理に強くならなくてもいい。何でも我慢できる人になる必要もない。
ただ、物事の受け止め方が少し変わるだけで、毎日は少し軽くなる。
「まあ、そういうこともあるか」と思える余裕を、これからも少しずつ持っていたい。


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