絵本の不思議な世界

振り返り・気づき

絵本って、不思議だなと思うことがある。
最近、絵本を読む機会があって、「いないいないばあ」をテーマにした一冊を手に取った。ページをめくるたびに、いろんな動物たちが順番に顔を隠したり、ひょこっと現れたりする。

ライオンの次はペンギン。その次はゾウ。さらに違う動物が出てきて、「次は何が出てくるんだろう」と自然とページをめくる手が止まらなくなった。
見ている子どもは純粋に楽しそうに笑っている。でも自分はというと、「この動物の順番に何か法則があるのかな」と、つい考えてしまっていた。

意味がなくても楽しい時間

もちろん、考えたところで正解なんて分からない。
もしかしたら本当に何も考えずに並べられているのかもしれないし、作った人だけが知っているルールがあるのかもしれない。
そんなことを考えながらページをめくっている時間が、なんだか面白かった。

普段の生活では、「意味があること」や「効率のいいこと」を求める場面が多い。
仕事でも、家事でも、何かを始めると「これは何のためになるんだろう」と考えてしまうことがある。
でも、絵本を読んでいる時間は違った。
答えを見つける必要もないし、急ぐ必要もない。ただ動物たちが「ばあ」と顔を見せてくれる。それだけなのに、自然と笑顔になっていた。

そういう時間って、大人になるほど少なくなっている気がする。
意味があるかどうかよりも、「なんだか楽しかったな」と思える時間。
そんな時間があるから、気持ちにも少し余裕が生まれるのかもしれない。

絵本は子どものためのものだと思っていたけれど、大人が読んでもちゃんと楽しめる不思議な力がある。
今日もまたページをめくりながら、「次はどんな動物が出てくるんだろう」と考えてしまう。
答えは分からないままだけど、その意味のない時間こそが、とても贅沢な時間なんだと思った。

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