焦る気持ちと、ゆっくりな自分。
本当は、どんなときも落ち着いて、
静かに物事を進められる人でいたい。
朝、家を出る時間が少し遅れただけで、
心拍数が上がる。
信号が赤に変わるだけで、
なぜか急かされた気持ちになる。
駅の階段を、
必要以上に早足でのぼっている自分に気づく。
でも、急いだからといって
状況が劇的に変わるわけでもない。
理想と現実のあいだで
理想は、ゆっくりな自分。
焦る空気の中でも、
深呼吸をして、
「大丈夫」と言える自分。
でも実際は、
気持ちが焦ると、体まで急ぎ出す。
動きが早くなって、
確認がおろそかになって、
余計に疲れてしまう。
帰り道、
コンビニの前で一度立ち止まる。
冷たい飲み物を手に取って、
深く息を吐く。
「ああ、また急いでたな」と思う。
なりたい自分は、
もっとしなやかで、
もっと余裕がある。
でも、今の自分を否定しすぎないようにしたい。
焦るのは、それだけ真面目だから。
ちゃんとやろうとしている証拠だから。
理想にすぐ届かなくてもいい。
少しずつでいい。
一回でも深呼吸できたら、それで前進。
家に帰って、
マグカップを両手で包む。
湯気の向こうで、
少しだけ落ち着いた自分がいる。
なりたい自分になりたい。
その気持ちがあるなら、
きっともう、近づいている。


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