たまに、何となく「今日はこれでいいな」と思える日がある。
特別なことがあったわけでもない。
仕事で大きな成果が出たわけでもないし、何か新しいことを始めたわけでもない。
いつも通り過ごして、いつも通り時間が過ぎていく。
そんな日の夕食に、ペペロンチーノを作った。
材料を用意して、にんにくを切って、フライパンに入れる。
パスタを茹でながら、塩加減を考える。
いつも作っている料理だから、特別に気合いを入れていたわけではなかった。
それでも、食べてみると、今日は妙においしかった。
塩加減もちょうどいい。
にんにくの香りもちゃんとしている。
「これ、お店で出てきてもいいくらいだな」と思った。
もちろん、自分で作った料理だから少し贔屓目なのかもしれない。
それでも、その一皿だけで、なんとなく嬉しくなった。
小さな満足で一日を終える
こういう日は、何かを達成したわけではない。
「今日は頑張った」と胸を張れるような出来事があったわけでもない。
ただ、作った料理がおいしかった。
それだけで、今日はいい日だったと思えた。
考えてみると、毎日が特別である必要はないのだと思う。
うまくいく日もあれば、思ったようにいかない日もある。
何をしていたのか、あとから思い出せないくらい普通の日もある。
でも、そんな一日の中にも、小さな「よかった」はある。
料理がおいしくできた。
好きな音楽を聴けた。
部屋を少し片づけられた。
読みたかった本を少し読めた。
誰かとの会話で、ちょっと笑った。
そんな小さなことを拾っていくと、一日の終わりに「今日はこれでいい」と思えることがある。
完璧じゃなくてもいい。
何かを成し遂げていなくてもいい。
今日の自分が、今日の一日をそれなりに楽しめたなら、それで十分なのかもしれない。
ペペロンチーノが思った以上においしくできた。
そんな小さな出来事を喜びながら一日を終える。
そういう日も、大切にしていきたいと思う。

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