人と話していると、「この人とは、なかなか合わないかもしれない」と思うことがある。
会話の流れがうまく噛み合わなかったり、話していることに対する考え方が違ったりする。自分が大切にしていることと、相手が大切にしていることが、まったく違って見えることもある。
そんなときは、何気ない会話の中でも少し身構えてしまう。次は何を言われるんだろう、どう返したらいいんだろう。そんなことを考えているうちに、相手と話すこと自体に疲れてしまうこともある。
合わないところだけを見なくてもいい
どんな人にも、ひとつくらい「ここはいいな」と思えるところがあるのかもしれない。
話し方でもいいし、仕事への向き合い方でもいい。誰かに対する優しさや、困ったときに見せる責任感でもいい。
たとえ会話の流れが合わなくても、自分とは違う信念を持っていても、その中にひとつだけでもいいところを見つけてみる。
すると、不思議と相手への抵抗感が少しずつ薄れていく。
もちろん、無理に好きになる必要はないし、何でも理解し合わなくてもいい。ただ、「合わない」という一面だけで、その人全部を決めつけなくてもいいのだと思う。
人と人だから、考え方が違うのは当たり前だ。
むしろ、自分とは違うからこそ気づけることもある。話していて引っかかった部分をきっかけに、「自分はこういうことを大切にしているんだ」と、自分自身を知ることだってある。
今日、誰かとの会話で少し疲れたなら、無理に距離を縮めなくてもいい。
ただ、その人の中にある「いいところ」をひとつだけ探してみる。
それだけで、少しだけ見え方が変わることがある。
人間関係は、すべてを分かり合うことよりも、分からない部分を抱えたままでも相手を見つめられることのほうが、大切なのかもしれない。



コメント