朝、窓の外を見ると、雨がしんしんと降っていた。強く打ちつけるような雨ではなく、静かに、ゆっくりと降り続ける春の雨。
空はやわらかい灰色で、いつもより少しだけ世界が静かに見える。外の音も控えめで、どこか時間がゆっくり流れているような気がする。
こんな日は、無理に出かけるよりも、家の中で過ごしたくなる。部屋の中にいると、不思議と安心感があって、外の雨の音がやさしく聞こえてくる。
雨の音だけを聞く時間
テレビをつけるのもやめて、携帯もそっと手の届かない場所に置いてみる。何かをしようとしなくてもいい。ただ、雨の音に耳を傾けてみる。屋根にあたる小さな音や、窓の外でかすかに響く雨音。それだけなのに、心が少しずつ落ち着いていくのがわかる。
普段は気づかないけれど、こうして静かな時間を過ごすことで、自分の中が整っていくような感覚がある。雨の日は、どこか苦手に感じることもあるけれど、こういう過ごし方も悪くないなと思う。
家の中にいる安心感と、外で降り続く雨の静けさ。その両方に包まれながら、今日はゆっくりと時間を過ごしていきたい。


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