同じ思い出を、何度も話したくなることがある。
誰かと話しているときに、「この話、前にもしたな」と思いながら、それでもまた話してしまう。楽しかった旅行のことや、みんなで笑った出来事、思いがけず感動した瞬間。時間が経っているのに、なぜかその話をすると、そのときの気持ちまで少し戻ってくるような感じがする。
ふとした会話の中で、昔の写真を見つけることもある。スマートフォンの写真を眺めていると、「このとき楽しかったな」と手が止まる。そして、そのとき一緒にいた人に話したくなったり、家族に「この前のこと覚えてる?」と聞いてみたりする。
何度も話したくなるのは、大切だから
同じ話を繰り返すことは、単なる繰り返しではないのかもしれない。
楽しかったことや心が動いた出来事は、何度思い出しても少し嬉しくなる。話しているうちに、そのとき気づかなかったことを思い出したり、「あの時間はやっぱり良かったな」と改めて感じたりすることもある。
それは、自分の中でその出来事が大切に残っているからなのだと思う。
たくさんある毎日の中で、何年経っても話したくなる思い出がある。それだけ心に残る時間に出会えたことは、それだけでも嬉しいことなのかもしれない。
同じ話をまたしてしまったとしても、「またその話」と笑われるくらいでいい。何度でも話したくなるほど楽しかったことや、誰かと共有したかった思い出があることは、きっと素敵なことだ。
これから先も、何度でも思い出したくなるような時間を、少しずつ増やしていけたらいいと思う。



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