どうしても力が出ないときがある。
朝からなんとなく体が重かったり、仕事を始めようと思っても、なかなか手が動かなかったりする。
やらなければいけないことは分かっている。
今日中にやらなければ困ることもあるし、誰かを待たせているわけでもないのに、自分の中では「やらなきゃ」と思っている。
それなのに、なぜか動けない。
「昨日ちょっと疲れたから」
「今日は調子が悪いから」
「もう少し休んでからにしよう」
そんなふうに、何か理由を探してしまうこともある。
もちろん、本当に休んだほうがいい日もある。
でも、自分でも「これはただ動けなくなっているだけだな」と思う日もある。
そういうときは、もう仕方がない。
無理に気持ちを奮い立たせようとしても、余計に疲れてしまう。
ほんの少しだけ動いてみる
そんな日は、まず手をグッパーしてみる。
ぎゅっと握って、ぱっと開く。
それを何度か繰り返していると、不思議と少しだけ体に意識が戻ってくる。
「とりあえず立ってみるか」
そう思えたら、ゆっくり立ち上がる。
立ち上がったからといって、急に元気になるわけじゃない。
でも、さっきまで座ったまま動けなかった自分が、ひとつ動けた。
それだけでも十分だと思う。
水を飲んでみる。
顔を洗ってみる。
机の上を少しだけ片付けてみる。
そんな小さなことをひとつやっていると、次のことにも少しだけ手を伸ばせるようになる。
力が出ない日は、最初から頑張らなくてもいい。
「ちゃんとやらなきゃ」と考えすぎると、それだけで体が重くなることもある。
だから、まずはグッパー。
そして、立ち上がる。
それくらい小さなところから始めてもいい。
どうしても動けない自分を責めるより、ほんの少しだけ動けた自分を認めてあげる。
今日できることを、今日の自分なりに。
それで十分な日もあると思う。


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