昔は嫌だった音が、今は好き

振り返り・気づき

昔は、電車の音やバスの音が少し怖かった。
駅で電車が入ってくるときの大きな音や、走り出すときの音。バスが近づいてきたときのエンジンの音も、なんとなく落ち着かなかった。

音そのものが嫌だったのか、それとも大きな乗り物が近づいてくることが怖かったのか、今となってはよく分からない。
ただ、当時は「できれば乗りたくないな」と思うことがあった。

それでも、必要になれば電車やバスに乗る。
初めて乗ったときは少し緊張したけれど、実際に乗ってみると、思っていたより楽しかった。

車内から見える景色や、駅に着くたびに人が乗り降りする様子。バスなら、知らない道を走っていく感じも面白かった。
いつの間にか、怖いと思っていたものが、少しずつ違って見えるようになっていた。

苦手だった音が、いつしか好きな音になる

今では、電車が走っている音を聞くと、少し懐かしい気持ちになることがある。
線路を走る音や、駅に入ってくる音を聞いていると、「電車っていいな」と思うことさえある。
昔はあんなに怖かったのに、不思議なものだ。

バスの音も同じで、街中でエンジン音が聞こえると、どこか安心するような感覚がある。
もちろん、今でも苦手な音はあるし、昔怖かったものが全部好きになるわけではない。

でも、以前は嫌だったものが、時間が経つことで平気になったり、むしろ好きになったりすることがある。
そう考えると、「苦手だからずっと苦手なまま」とは限らないのかもしれない。
無理に好きになる必要もない。ただ、経験しているうちに、知らなかった一面が見えてくることもある。

昔の自分が今の自分を見たら、電車の音を聞いて「なんかいいな」と思っていることに驚くかもしれない。
苦手だった音が、いつの間にか好きな音になっている。
そんな小さな変化も、長く生きていると少しずつ増えていくのだと思う。

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