少し疲れたなと思う日がある。
体は動いているし、やることもちゃんとこなしている。
だけど、なんとなく心の元気が少し減っているような日。
そんな時、私は好きな作品に触れたくなる。
仕事を終えて家に帰り、お気に入りの飲み物を用意する。
窓の外では雨が静かに降っていて、部屋の中には穏やかな時間が流れている。
そんな夜に、ふと見たくなる作品がある。
何度も見たはずなのに、不思議とまた再生ボタンを押してしまう。
見知ったシーンなのに、なぜか飽きることがない。
好きな言葉は何度でも力をくれる
物語の展開は知っている。
どんな結末になるのかも知っている。
それでも、そのシチュエーションだったり、キャラクターのセリフだったり。
心に残っている場面を見ると、何度でも元気をもらえる。
初めて見た時とは違う感じ方をすることもある。
前は気づかなかった言葉が胸に響いたり、登場人物の気持ちに共感できたり。
その時の自分に必要なものを、作品の中から受け取っているのかもしれない。
夜も更けてきて、そろそろ寝ようかなと思う頃。
少し前まで感じていた疲れが、ほんの少しだけ軽くなっていることに気づく。
もちろん、悩みが消えるわけじゃない。
明日になれば、またやることもある。
それでも、好きな作品からもらった力はちゃんと残っている。
「もう少し頑張ってみようかな」
そんな気持ちになれるだけで十分だと思う。
疲れた時は無理に元気にならなくていい。
好きな作品に触れて、好きな言葉を聞いて、好きな時間を過ごす。
それだけでも心は少し回復していく。
だから今日も、自分を支えてくれる物語に感謝しながら眠ろうと思う。
明日から、また少しずつ頑張れるように。


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