日曜日の夕方には、少しだけ切ない空気がある。
窓の外を見ると、昼間よりも光がやわらかくなっていて、どこか一日の終わりを感じさせる色をしている。
今日は、最初から「ゆっくりする日」と決めていた。予定も入れず、無理に出かけることもしない。
午前中は、コーヒーを飲みながらぼんやりとテレビを眺めていた。昼過ぎには、少しだけ部屋を片づけて、またソファに座る。
特別なことは、何もしていない。
何も残らないように感じる時間
夕方になると、ふと考えてしまう。
今日は、何か残っただろうか。何か前に進んだだろうか。
そんなことを思うと、ほんの少しだけ切ない気持ちになる。
一日が静かすぎて、手のひらから時間がこぼれていったような気がするから。
でも、きっとそれでいい。
後になって思い出すのは、こういう日だったりする。
「あのとき、ちゃんと休んでいてよかったな」と、ふとした瞬間に思う。
忙しい日々の途中で、何もしない時間をつくるのは、意外と勇気がいる。
何かしていないと、取り残されているような気がしてしまうから。
でも、体も心も、静かな時間で整っていく。
窓の外を見ると、空が少しずつオレンジ色に変わっている。
日曜日の夕方は、やっぱり少し切ない。
それでも、この時間はきっと、あとから効いてくる大事な時間。
そう思いながら、もう一杯だけ温かい飲み物をいれてみる。


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