2月の終わりに

カレンダーをふと見たとき、「あ、もう2月も終わりか」と声が出た。

ついこの前、月が変わったばかりだと思っていたのに。気づけば、ページの残りはあとわずか。

朝の空気はまだ冷たい。マフラーを巻いて家を出て、駅までの道を早足で歩く。吐く息は白いままなのに、時間だけは確実に進んでいる。

2月の終わりが、もう見えてきた。

走り続けていたことに気づく

思い返せば、ずっと走ってきた気がする。仕事の予定に追われて、やることリストを減らすことに集中して、一日一日をこなすことで精一杯だった。

だから、季節の変化にも、月日の流れにも、あまり目を向けられていなかったのかもしれない。

気づかなかったなぁ。もうこんなところまで来ていたなんて。

夜、帰宅してコートを脱ぐ。静かな部屋に、ポットのお湯が沸く音が響く。あたたかい飲み物を手に持つと、ようやく一息つける。

走ることは悪くない。前に進んでいる証だから。でも、ずっと全力のままでは、きっとどこかで息が切れてしまう。

一旦、ゆっくり落ち着こうかな。

深呼吸をして、今いる場所をちゃんと感じてみる。焦らなくても、2月はちゃんと終わるし、3月はまた自然にやってくる。

ここまで来た自分を、少しだけねぎらいながら。残りの数日も、穏やかな気持ちで過ごせますように。

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