得意じゃないけど、描くのは好き

日記

得意じゃないけど、嫌いじゃないこと。考えてみると、そんなものがいくつかあるけれど、そのひとつが「絵を描くこと」かもしれない。

机の上に紙を広げて、鉛筆を持つ。特別な準備をするわけでもなく、なんとなく描き始める。窓の外は静かで、部屋の中にはペンが紙をこする音だけがある。その時間が、案外好きだったりする。

誰かの絵を見て「これいいな」と思って、模写してみることもある。でも、完成したものを見ると、全然似ていない。線の位置も、バランスも、どこか違っていて、少し笑ってしまう。「なんでこうなったんだろう」と思いながらも、手を止める気にはならない。

上手じゃなくても、描く時間が好き

正直に言えば、絵は得意じゃない。人に見せるほどでもないし、上手だねと言われた記憶もあまりない。それでも、描いている時間は楽しい。何かを完成させようというより、「描いている最中」が心地いい。

集中しているようで、どこかぼんやりしていて、頭の中が静かになっていく感じがする。うまく描けなくても、線が歪んでも、「まあ、いいか」と思えるのが不思議だ。

いつか、もう少し上手くなれたらいいな、とは思う。急にじゃなくていい。比べなくてもいい。ただ、今日よりほんの少し、描くことに慣れていたら、それでいい。

得意じゃないけど、嫌いじゃない。むしろ、ちゃんと好き。そんな距離感で続けられることが、今の自分にはちょうどいい気がしている。

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