今でも一番好きな花火

振り返り・気づき

花火大会は楽しい。
今住んでいるところでも花火大会があって、夏になると花火が上がる日を楽しみにしている。大きな音が聞こえてきて、少しすると空に花火が広がる。何度見ても、花火が上がる瞬間はいいものだなと思う。

屋台で食べるものを選んだり、人の多さに驚いたりしながら花火を待つ時間も含めて、花火大会には独特の楽しさがある。
そんな今の花火大会も好きなのだけれど、自分の中には、ずっと一番好きな花火大会がある。

それは、地元にいた頃に見ていた花火だ。
子どもの頃に見た花火が、とにかくすごかった。
その頃の自分にとっては、それが当たり前だったのかもしれない。でも、今思い返してみると、あの花火を見たときの感覚は、ほかの花火とは少し違っていた。

時間が経っても、好きなものは変わらない

それから何年も経って、地元を離れて暮らすようになった。
10数年ぶりに地元へ帰ったとき、ちょうど花火を見る機会があった。
久しぶりに見る地元の花火。

昔とは生活も変わっているし、見ている自分も子どもの頃とは違う。それでも、花火が上がった瞬間に感じたことは、不思議なくらい変わらなかった。
「やっぱり、この花火が一番好きだな」と思った。

昔は大きく感じていた花火も、今見れば違って見えるのかもしれない。
そう思っていたけれど、実際に見てみると、心の中にある感覚は昔のままだった。
今住んでいるところの花火大会も楽しい。
これから先、もっときれいな花火を見ることもあるかもしれない。

それでも、自分の中で一番好きな花火を聞かれたら、きっと地元の花火を思い浮かべると思う。
それは、花火そのものだけではなく、その頃に過ごしていた時間や、一緒に見た景色、子どもの頃の自分まで、全部ひっくるめて残っているからなのかもしれない。

10数年経っても変わらなかった感覚。
そういうものが自分の中に一つあるというのも、なんだかいいものだと思う。

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