前を向けない日もある

心が疲れたとき

なんとなく気持ちが前に進まない日がある。
何か嫌なことがあったわけでもない。
大きな失敗をしたわけでもない。
それなのに、心だけが少し立ち止まってしまったように感じることがある。
「どうしたんだろう」と理由を探してみても、答えは見つからない。

窓を開けると、夏の風がゆっくりと部屋を通り抜けていく。
遠くから聞こえる虫の声や、揺れる木々をぼんやり眺めていると、「こんな日もあるよな」と少しだけ肩の力が抜けていく。
気持ちは、いつも同じ速さでは進めないものなのかもしれない。

無理に元気にならなくてもいい

そんな日は、「元気を出さなきゃ」と頑張らないようにしている。
無理に気持ちを切り替えようとすると、かえって疲れてしまうこともあるからだ。
だから私は、仕事をしている時間は仕事のことだけを考える。
休みの時間は趣味のことだけを考える。
目の前にあることを、一つずつ淡々と積み重ねていく。

余計なことを考えすぎないようにするだけで、心は少しずつ落ち着いていく気がする。
気持ちは、自分で無理やり動かそうとしても、思うようには動いてくれない。
でも、時間はちゃんと流れていく。
目の前のことを一つずつ続けているうちに、昨日まで重たかった気持ちが、いつの間にか軽くなっていることがある。

「あれ、普通に笑えてるな。」
そんな瞬間が、ある日ふとやってくる。
だから、前を向けない日があっても大丈夫。
無理に元気になる必要はないし、焦って答えを探さなくてもいい。
今日できることだけをやって、あとは時間に少し任せてみる。

きっと心は、自分が思っているよりもちゃんと前へ進む力を持っている。
だから今日は、自分のペースのままで。
その歩幅で十分なのだと思う。

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