朝、カーテンを開けると、やわらかい光が部屋に広がった。昨日よりも少しだけ、体が軽い気がする。顔を洗って、いつものようにお湯を沸かし、湯気の立つマグカップを両手で包む。その温もりに触れながら、「ああ、少しずつ戻ってきてるな」と、なんとなく思った。
週の始まりは、やっぱり少し大変だった。朝の重たさも、頭の回らなさも、全部「月曜日らしいな」と感じるものばかり。でも、その一日を越えた今、少しだけ景色が変わって見える。外に出ると、通勤する人たちの足取りも、どこか昨日より軽やかに見えた。
信号待ちで立ち止まりながら、ふと空を見上げる。雲がゆっくり流れていて、風も穏やかだ。そんな何気ない景色を見ていると、「いつもの日常って、こんな感じだったな」と、少しずつ感覚が戻ってくる。
少しずつ取り戻していく、いつものリズム
仕事に向かう足取りも、昨日よりほんの少しだけ自然になった気がする。まだ完璧じゃないけれど、「ああ、こうやって過ごしていたな」という感覚が、体の中にじんわりと戻ってくる。
焦らなくてもいいし、急に全部うまくやろうとしなくてもいい。ただ目の前のことをひとつずつこなしていけば、それだけで十分だと思えるようになってきた。
お昼を過ぎるころには、さらに気持ちが落ち着いていた。窓の外から入る光がやわらかくて、デスクの上に置いた手帳の影がゆっくり揺れている。その静かな時間の中で、「今日も悪くないな」と自然に思えた。
帰り道、少しだけ寄り道をしてみようかと考える余裕も出てきた。コンビニの前を通りながら、温かい飲み物でも買おうかな、なんて思えるのは、きっと昨日よりも心に余白ができているからだ。
週の始まりは、ちゃんと乗り切った。
だから今日は、無理をしすぎなくていい。
少しずつでいいから、また自分のペースを取り戻していけばいい。そんなことを思いながら、今日も一歩だけ前に進む。


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