冬の終わりを少し感じる日

日記

朝、玄関のドアを開けたとき、「あれ、今日は少しだけ暖かいかも」そんなふうに感じる日がある。

吐く息が真っ白にならなくて、肩をすくめなくても歩けるくらいの空気。冬の朝特有の冷たさは残っているのに、どこかやわらかさが混じっている。

こういう日は、冬の終わりをほんの少しだけ感じてしまう。まだ早いと分かっているのに、気持ちだけが先に春を想像してしまう。

一瞬のぬくもりに、心がほどける

もちろん、本当に冬が終わるわけじゃない。2月も、3月も、ちゃんと寒い月が続いていく。

また手袋が手放せない朝も来るし、布団から出るのがつらい日も戻ってくる。雪や冷たい雨に、少し気持ちが沈む日もあると思う。

それでも、こうして一瞬だけ暖かい日があると、心が少しだけ楽になる。

暖房を弱めても大丈夫だったり、上着の前を開けても寒くなかったり。そんな小さな変化が、日常の中ではとてもありがたい。

冬はまだ続く。でも、ずっと同じ寒さじゃない。そのことを、こういう日がそっと教えてくれる。

春はまだ遠いけれど、確実に近づいている。そう思えるだけで、残りの冬も、少し優しい気持ちで過ごせそうだ。

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