朝、少しだけ気持ちがざわついているとき。マグカップにお湯を注ぐ音を聞くだけで、ほんの少し呼吸がゆっくりになる。
あったかい飲み物は、わたしの小さなお守りみたいなものだ。コーヒーでも、紅茶でも、ココアでもいい。とにかく湯気が立っていて、両手で包み込めるもの。
まずは一口、そこから整う
身体が冷えていると、心もどこか固くなる。肩に力が入りやすくなって、焦りや不安も大きく感じてしまう。
でも、温かい飲み物を一口飲むと、喉から胸のあたりがじんわりとほどけていく。身体があたたまると、不思議と心まであたたまる。
仕事で少し焦っているとき。やることが山積みで、頭の中がぐるぐるしているとき。あるいは、なにもやる気が起きない日も。
そんなときは、とりあえずお湯を沸かす。何かを解決しようとする前に、まずは飲み物を用意する。
できれば、砂糖がちょっと入っているものがいい。ほんの少しの甘さが、「大丈夫だよ」と言ってくれている気がするから。
デスクに置いたカップから立ちのぼる湯気。それをぼんやり眺めている時間も、案外、悪くない。
大きなリセットはできなくても、小さな整え直しは、何度でもできる。今日も一杯のあたたかさに助けられながら、少しずつ、自分のペースを取り戻していけたらいい。


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