正月気分は、仕事が始まったからといって、すぐに抜けるものじゃない。朝起きたとき、まだ少しだけ体が重くて、「ああ、お休み終わったんだな」と思いながら、ゆっくり支度をする。通勤の道も、いつもと同じはずなのに、どこか久しぶりに感じるから不思議だ。
それでも職場に近づくにつれて、少しずつ気持ちが落ち着いてくる。完全に日常に戻りきれていない自分と、でも戻る場所がある安心感。その両方が、静かに混ざり合っている感じがする。仕事に戻るのは正直ちょっと大変だけど、「ここに戻ってきたな」と思えるのは、悪くない気分だ。
久々に職場の人たちと顔を合わせると、自然と笑顔になる。「明けましておめでとうございます」「休み、どうでした?」そんな何気ない会話が、思った以上に心をほぐしてくれる。特別な話をするわけじゃなくても、同じ場所で同じ時間を過ごしているというだけで、安心する。
デスクに座って、パソコンを立ち上げる。まだ頭の回転はゆっくりだけど、それでいい気がする。いきなり全力じゃなくていい。少しずつ、正月モードから仕事モードへ戻っていけばいいんだと思う。周りも同じように、様子を見ながら動いているのが分かって、肩の力が抜ける。
正月気分が残っている今だからこそ、日常のありがたさを感じられるのかもしれない。忙しい毎日の中では気づきにくいけれど、「おかえり」と言ってくれる場所や人があるのは、やっぱり嬉しいものだ。
まだ完全には切り替わっていないけれど、それも含めて今日の自分。ゆっくり、少しずつ。今年も、ちゃんと日常に戻っていこうと思う。



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