朝、少しだけ空気が違うように感じた。いつもと同じ道を歩いているのに、どこか新しい季節の気配が混ざっている。
新年度が始まって、周りのメンバーが変わったり、変わらなかったり。その中で、自分だけが「はじめまして」の場所に立っているような、そんな感覚になることもある。
少しだけ背筋が伸びるような緊張と、うまくやれるかな、という小さな不安。それが静かに混ざり合っている朝だった。
無理に頑張らなくても、挨拶だけは
こういうとき、ちゃんとしなきゃ、うまく話さなきゃと思ってしまうけれど、無理に頑張らなくてもいいのかもしれない。
全部をうまくやろうとするよりも、まずはひとこと、「おはようございます」と伝えるだけでいい。声をかける瞬間は少しだけ勇気がいるけれど、後からにしようと思うほど、なんとなく気まずくなってしまうこともある。
だから、完璧じゃなくてもいいから、その場で軽く挨拶してみる。それだけで、ほんの少しだけ空気がやわらぐ気がする。新しい関係も、きっとそんな小さなきっかけから始まる。
無理をしなくてもいい。でも、自分ができる小さな一歩だけは、大切にしていきたい。新年度のはじまりは、それくらいのペースで、ゆっくり進めばいい。


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