春の匂いを探してみる

日記

朝、外に出たときに、ふと立ち止まった。なんとなく、空気の匂いが違う気がしたから。

冬の冷たい空気とは少し違う。どこかやわらかくて、ほんの少しあたたかい。「あれ、これが春の匂いかな」と思う。

春の匂いって、はっきり説明できない。花の香りでもないし、土の匂いとも少し違う。でも、毎年この季節になると、なんとなく「春が来たな」と感じる瞬間がある。

そんな日は、少しだけ周りを見渡してみる。

小さな春を探してみる

道を歩きながら、街路樹の足元を見る。もしかしたら、新芽が出ているかもしれない。

よく見ると、枝の先に小さな緑が顔を出している。

ほんの小さな芽なのに、それだけで少し嬉しくなる。

公園の前を通ると、花壇の花がちらほら咲き始めていた。まだ満開ではないけれど、色とりどりの花が、春の準備をしている。

忙しいときは、こういう景色を見逃してしまう。

足元の変化も、空気の匂いも、何も気づかないまま通り過ぎてしまう。

でも、ほんの少しだけ意識してみると、春はちゃんとそこにある。

新芽を見つけたり、花を見つけたり、空気の匂いを感じたり。

そんな小さな気づきが、なんだかうれしい。

特別なことじゃないけれど、日常の中にある小さな季節。

今日もまた、どこかで春の匂いを探してみようと思う。

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