連休の終わりの夜は、少しだけ寂しい。
楽しかった時間がゆっくりとほどけていくようで、胸の奥が静かになる。にぎやかだった気持ちが、すっと落ち着いていく感覚。
仕事が終わって帰宅すると、時計はもう夜中の1時。冷えた空気の中、駅から家までの道を歩く。街灯の明かりがやけに静かで、足音だけがやわらかく響いている。
さっきまで職場で交わしていた会話。「おつかれさま」と手を振って別れたあと、一人になる瞬間がある。
一人の夜と、また会える朝
自宅のドアを開けると、部屋は当然ながら静まり返っている。電気をつけたときの、あの少し白い光。さっきまでのにぎやかさとの落差で、ふっと一人を感じる。
でも、それは孤独とは少し違う。さっきまで確かに、誰かと同じ空間にいて、笑って、話して、働いていた。
その余韻が、ちゃんと残っている。
連休が終わることが寂しいのは、それだけ充実していた証なのかもしれない。人と過ごす時間が、ちゃんと心に残っているから。
そして、次の日になれば、また職場で顔を合わせる。「おはよう」と声をかけて、昨日の続きみたいに一日が始まる。
今は一人の夜でも、また会える場所があるというのは、なんだか心強い。
連休の終わりの少しの寂しさも、きっと大切な感情。静かな部屋でコートを脱ぎながら、そんなことを思った夜だった。


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